ドッグフードのフードタイプについて解説!

ドッグフードのフードタイプについて解説!
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沢山の種類があるドッグフードの中から、ワンちゃんの満足する物を見つけるのは大変。 それでもワンちゃんが喜ぶ顔が見たい、とより良いドッグフードを求める飼い主さんには頭が下がります。 ドッグフードの違いは、どのような物なのかまとめました。 本記事では、タイプ別に特徴と向いているワンちゃんをご紹介します。
ドライフード
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粒状で水分の少ない、カリカリとした感触のフードです。
極めて小粒な物から噛みごたえのある大粒の物まで、ワンちゃんの体格に合わせた様々な形状があります。
整形して乾燥させた原材料に、後から香りや油脂を吹き付けると言った製法が主なようです。
フード自体に水分がほぼ含まれないので、与える際には水も十分に用意しましょう。
水分を含む他のフードと混ぜ合わせて、与える方法もあります。
ワンちゃんにとってのメリットは、噛むことで歯磨きとなる自浄作用に期待できる点と、かみ砕く動きがアゴや歯のトレーニングになる点です。
飼い主さんにとっても、長期保存ができるのは嬉しいポイント。
多くのドライフードは、総合栄養食として主食にすることを推奨されていますので、健康な全てのワンちゃんに向いている基本的なドッグフードと言えます。
一方その特徴的な固さから、歯の弱い子には向いていません。
セミモイストフード
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ドライフードとウェットフードの中間の水分量で、半生フードとも呼ばれます。
ドライフードよりも香りが強いので、ワンちゃんの食いつきが良いようです。
形状はドライフード寄りで、パッケージも似ています。
また、食感も肉のように適度な噛み心地を味わえるため、満足度はウェットフードよりも高いでしょう。
適度な水分を含むため食べやすく、シニア犬や歯の弱い子や食の細い子にもオススメできます。
しかし香りや食感をキープするために、保存料や香料といった添加物を用いている物もあります。
添加物はなるべく少ない物を選んであげるのが、ワンちゃんの健康のためには大切です。
デメリットはドライフードに比べて自浄作用が低く、歯石が溜まりやすいという事。
こまめな歯磨きによるケアや、健康な子であればドライフードに混ぜて与えるなどの工夫が必要です。
ウェットフード
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非常に多くの水分を含んでおり、食べやすさが特徴のフード。
パッケージは、缶詰やパウチがほとんどです。
小さく刻まれた柔らかな食材と、ジュレで構成されているイメージです。
フードで水分補給ができるのが最大の特徴で、水を飲んでくれない子や夏場の脱水症状防止に活用できます。
香りも良く舐めるように食べられるので、シニア犬や歯の弱い子にもオススメ。
ドライフードの風味を良くするトッピングとしても、活用できるようです。
ただし開封後は劣化が早いので、開けたら早めに食べきるよう気を付けなければなりません。
栄養は含まれていますが、ドライフードに比べると少なめなので主食には不向きです。
また、噛まなくて良いため歯石が溜まりやすい、水分が多いため飲み水とのバランスに注意しないと下痢になってしまう子もいるというようなデメリットも。
飼い主さんの、丁寧なケアが求められる種類のようです。
その他の食品
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上記で紹介した物の他に、次のような種類の食品についても覚えておくと役に立つかもしれません。
・おやつ
間食、ごほうびなどコミュニケーションの手段として用いる食品を指します。
あくまでも限られた量を与えるように作られているので、ご飯が食べられなくなる事がないよう気を付けて与えましょう。
・サプリメント、嗜好促進食
サプリメントは、カロリーや栄養素の補完を目的とした物。
嗜好促進食は、食いつきを良くする事を目的とした物。
どちらも主食に対して少量を用いて、食事管理をする物です。
・処方食、療法食
健康状態に異常があるワンちゃんに対して、食事からアプローチする治療の一環。
治療の内容に応じて栄養を調節したフードで、医師の指導のもと食事管理に使われます。
決して独自にアレンジしたり、量を増やしたり減らしたりしてはいけません。
・プレミアムドッグフード
多く流通しているドッグフードとは一線を画す、プレミアムドッグフード。
プレミアムドッグフードはとにかくワンちゃんの事を考え、安心安全をモットーに作られています。
原材料の品質はもちろん、添加物を抑え、製造工程にまでこだわっているそうです。
その品質の高さはワンちゃんにも伝わるのか、食いつきが良く喜んで食べる子が多いというのも注目ポイント!
犬種やライフステージ、アレルギーにも豊富に対応していることから、一生を通してワンちゃんの健康をサポートしてくれる事でしょう。
プレミアムな品質は魅力でも、価格に抵抗感を覚える方も居るかも知れません。
多くのプレミアムドッグフードが、初回キャンペーンやお試しパッケージを用意しているのでまずはそちらを利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
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様々な特徴、メリットとデメリットを加味してワンちゃんにぴったりのドッグフードを選んであげて下さい。
ライフステージの変化や、最近いつものご飯を食べてくれないというときはドッグフードのタイプを見直してみると解決の糸口になるかもしれません。
同じブランドでも、タイプによって食いつきが変わる事も珍しくありませんよ!
ワンちゃんの食べる様子を見守りながら、どんなタイプのフードが良いのか見極めましょう。