コラム⑤ノルウェージャン・フォレスト・キャット

ノルウェーではよく知られた存在で、スコグカッテル“Skogkatter”もしくはスコウカッテル“Skaukatter”と呼ばれている。“skog”と“skau”はどちらも「森」に対する言葉で、ノルウェーの方言によって語の形が異なる。また、このネコについてよく知る人は特性から、「ノルウェーの森林ネコ」の意味のノシュク・スコグカット“Norsk Skogkatt”と呼ぶ。
原産地域の寒冷気候への自然適合として起こった非常に古い種類の猫である。「メインクーンと長毛種のマン島の猫の先祖である」「人間がトルコから運んできたターキッシュアンゴラと地元のショートヘアーの交配により誕生した」等の説がある。
ノルウェージャンフォレストキャットは、メインクーンの様に知的で強く、お茶目な品種である。 寒冷な環境によく適し、高貴なハンターの面を持つ。 また、屋外を非常に好み、人とじゃれあうことを非常に楽しむ。 他の飼い猫と交流を持つと、ときどきそこへ行く。非常に忍耐強く、簡単な圧迫に屈さない。ただし寂しがり屋の側面も持つため、長時間の外出などには注意を払う必要がある[1]。 屋外の彼らは木によじ登ぼることで高い視点から周囲を理解する。また、木に登ること自体も楽しむ。屋内では本棚や家電製品などの高いところに上ることに得てして興味を示し、こうした屋内での行為は、野性の名残であり、また、家の中での自身の地位をアピールするためのものと考えられている。